所属:技術グループ/課長代理

K・W

キャリアのきっかけは『物理学』。何が自分の人生を決めるか分かりませんね。

2003年4月に新卒として入社し、今16年目になります。会社では中核を成す位置になっていきましたね。私の経歴は少し変わっているんです。大学の物理学の講義で飛行機の仕組みを学んだんですが、その魅力にすっかり惹き込まれてしまって。悩んだ末、大学を中退し、航空機整備専門学校の扉をたたいたという過去があります。大学を卒業してからでもいいんじゃないかという声もありましたが、すぐに航空機整備について学びたい・飛行機の仕組みをもっと知りたいという気持ちが勝り、専門学校へと進んでいきました。

 

現在は、航空機整備事業部、技術グループの係長職を担っています。2019年度からは、マネージャー職になる予定で、益々身が引き締まる思いです。技術グループと聞いても、漠然としていて何をする部署なのかピンと来るかたは少ないと思いますが、分かりやすく言いますと、技術グループは品質を保つための管理業務という位置づけでしょうか。具体的には、製造メーカーから取り寄せた、取り扱い説明書や手順書など図書の管理をおこなったり、現場の作業工程資料や作業記録書類を作成したりしています。また、製造メーカーから学んだノウハウを現場に伝達し、工程をチェックするいう役割も担っているグループです。

難解な迷路を解いた先には、大空が見えてきます!

飛行機から降ろさせる装備品は、何かしら不具合があって送られてきます。その不具合は一見して要因が分からないもののほうが多いんです。それを、お客様である航空会社様と製造メーカー、そして我々とで一緒になって要因を探っていきます。なかなか見つけられないような不具合を見つけ、解決・解消した時、そしてその装備品を飛行機にセットして大空へ羽ばたいていく瞬間は、なによりも嬉しさが込み上げてきますね。不具合の要因は本当にまちまちなので、今後発生しないように、根本的な要因を追求していくという作業に長時間掛かることもあるんですが、それも飛行機を無事に安全に飛ばすためと考えると、難しい迷路を解いて、安全安心な飛行機を空で羽ばたかせていくようで、やりがいを感じています。

 

そんなやりがいを感じる裏では失敗も経験しています。技術グループの大前提として、製造メーカーの取り扱い説明書に沿って指示を出すのことがセオリーなんです。ですが仕事にも慣れ、自分で判断できるなんて勘違いをしていた頃、現場からの問い合わせに対して、自分の経験や考えで対応をしてしまったことがありました。その対応のせいで微妙な違いが生じ、検収の段階で検出されたんです。機能には直接的には影響しない表示部分の違いだったのですが、検収段階で検出されたことで、時間や周囲の手間をロスさせてしまいました。

「機能に直接関係ない表示部分だし、自分はもう慣れているし」そんな油断と傲りから、ミスを生じさせてしまった失敗は、本当に深く心に刻まれ、係長になった今でも「対応は常に慎重に」と指導をしています。自分はミスをしてしまったんですが、指導する立場になった現在、その失敗を活かせるよう、「対応常に慎重に」と徹底しています。

仕事に活かすための学びは力になります!

技術グループは、整備の現場グループと違って、特別な整備指導研修というものはありません。それに代わってというわけではないですが、英語が当グループの学びの1つになっています。

 

製造メーカーから届く取り扱い説明書やマニュアルは、殆どが英語ですし、そのメーカーとコミュニケーションを取る際は英語を使用します。業務を円滑に進めるためにも英語が使えることが必要になっているんです。「仕事をしやすくするため」「コミュニケーションのため」と思うと、学生の時の学びよりも自然と身についてきますね。

飛行機が好き!その想いが何よりも嬉しい志望動機です

当社は『飛行機が好き』この想いがあれば、辛いことも難しい仕事も、楽しむことに変えていける環境です。機械や整備業務は、必ず答えのある数学のようなもの。きちんと使って・正しく整備するとしっかりと結果を出してくれる仕事なんです。「飛行機が好き」そんな熱い想いを聞かせてくださる方、是非お待ちしています。大好きな飛行機と気さくな先輩達がお迎えします。