所属:部品整備グループ/二級整備士

K・K

学生の時より試験に身が入るかも(?!)安全を守るための学びは楽しい!

私は今、二級整備士という資格を持っていまして、作業としては一通りできる立場にいます。その中でもメインの仕事はタイヤとホイールの整備です。飛行機のタイヤの大きさや重さって、どのくらいかご存知ですか?なかなか想像つかないという方が多いと思いますが、大きいものだと身長170cmの私の肩くらいまでの直径がありまして、そこにホイールなど全部セットしたら100kg近くになるんです。こういった大きなものだけでなく、飛行機に必要な装備品を全て整備していくのことが整備士の仕事です。先ほど、私は二級整備士といいましたが、その上の一級整備士になると全業務の指示を出せるようになるんです。一級整備士になるには実務はもちろん、研修や試験があります。社会人になってからの試験なんて、かなり緊張しますが、より幅広い仕事ができると思うと、身が引き締まりますね。

 

高校の頃から、機械の内部を整備したり検査をしたりして、その機械が使われる時の安全を守る仕事がしたいと漠然と考えていました。進学は、自動車整備と飛行機の整備で悩みましたが、より大きな規模で関わっていきたいと思い、航空専門学校へ進んだんです。卒業後の進路を考えた時は、重工系や製造の会社も見て回りました。多くの会社で話を伺ったり仕事の様子を見せて頂くうちに、航空専門学校で学んだことを活かし、飛行機になくてはならない装備品を整備したい・飛行機を・航空業界を支えていく仕事がしたいと強く感じて、ジャムコエアロテックに入社を決めました。

実践的な研修で得た自信は、大きなやりがいへと変化していきます

新入社員として入社後は、本社や仙台で1ヶ月~1ヶ月半研修を受けます。整備力が重要な仕事なので、研修では座学だけでなく実際に整備をしている社員の傍で作業を手伝います。現場の実作業を経験する機会は、緊張感をもって臨めますし、しっかり身につく研修ですね。

 

装備品は多岐に渡りますし、飛行機の内部については専門的なことなので、なかなか気が付かれにくいんですが、ホイールは飛行機にとって実はとても重要なパーツなんです。そしてちょっと大げさかもしれませんが、飛行機は多くの人の夢や楽しみや、大事な日常や大切な想いを乗せて飛んでいると考えています。「その飛行機の重要パーツを任せて貰っているんだ」そんな自負がやりがいにつながっています。また、難易度の高い仕事を任され、その仕事がきちんとこなせた時は、やりがいのある仕事だなと感じます。

技術力とチームワークに自信あり!フォロー体制が成長を促進させてくれます!

全て組みおわって、窒素をいっぱいにしたタイヤは転がして移動させるんですが、私が転がしていた時に、バランスを崩し倒してしまいそうになったことがあったんです。その時は、一瞬頭が真っ白になり冷や汗がでてきました。幸い周囲に人がいなかったので怪我人も出ませんでしたし、製品にも何の異常もなかったのですが、この失敗から更に慎重に注意深くなり、気を引き締めて1つ1つの工程に関わるようになりましたね。上司や先輩がしっかりとフォローをしてくれる社風なので、失敗を失敗のままにすることはなく、学びに変えて成長していくことができると思います。

 

入社前に特に想像などはしていなかったので、ここが違う!ということはありませんが、思っていたよりも、みんなの仲がいいんだなとは感じています。今、私がいる係は6人体制で、60歳から22歳までと、年齢にかなり開きがあります。これだけ離れると話が合わなかったり、年長者が若い人に厳しく指導したりという体制だと思われがちですが、年長者は決して偉そうにしたり、厳しい指導はしないんです。6人の中でムードメーカーの役割を担ってくれ、いつも場を和ませ働きやすい環境をつくってくれます。「私もこんな風に後輩たちを盛り上げて、職場の雰囲気を良くしていく先輩になっていきたい」そう思わせてくれる環境で働けることは、幸せだなと感じています。

飛行機が好きな人・技術を磨いていきたい人と一緒に仕事ができたら嬉しいですね。

私は、機械内部や安全性を守りたいと思い、この仕事に就きました。もちろん元々飛行機は好きでしたが、仕事を続けていくうちに益々好きになってきています。皆さんも飛行機を好きになって、仕組みを学んで更に愛着を持ってほしと思います。飛行機が好きな人、装備品を整備し安全を守るという気持ちを持っている人には、本当に最高の職場です。それに、年齢関係なく仲のよい風土は、働きやすいですしね。沢山の方とお会いできること楽しみにしています。